ザッピング・ライフ

超仙人系男子が綴る、新しい地球の歩き方。

私のおじいちゃんは偉大だ

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私のおじいちゃんは偉大だ。

 

私のおじいちゃんは、今年で90才。

とてもおちゃめで、いつも冗談を言ってはみんなを笑わせる人だ。

私が幼い頃はよくカブトムシを取りに連れて行ってくれたり、

工作の宿題をいっしょにやってくれたりした。

 

だが、しかし

私のおじいちゃんは怒るととても怖い。

私が幼い頃はよく

おじいちゃんがおばあちゃんを怒鳴りちらしていたのをよく目にしていた。

時には手が出たり、モノが飛んだり

怒り出すと手が付けられなかった。

 

笑ったり、怒ったり

とても感情表現豊かなおじいちゃん。

 

そんなおじいちゃんは

定年するまで大工をしていた。

 

当時、終戦後の復興中の日本。

私の地元の地域では農家が当たり前だったのだが

先見の明があるおばあちゃんの助言により

おじいちゃんは大工を志すことになったらしい。

 

始めはその地域の棟梁に弟子入りして下積みをしたという。

見て盗めということが当たり前の職人の世界。

何かを教わるということがほとんどなく

罵声を浴びせられながら、日々精進していたそうだ。

 

そうやって大工の技術を学び

一人前になった頃

はじめて自分で建てた家が

私の育った実家だった。

 

話によると

私の実家は私の父が生まれた頃に建て始めて

20年かけて完成したらしい。

なので正確に表現するとはじめて自分で建て始めた家が

私の育った実家だ。

 

始めは寝泊まりできる最低限の屋根と壁だけつくって

少しずつ作業を進めて今のカタチになったというから驚きだ。

そうなった理由は資金が足りなかったからだ。

他の家を建てに行き、稼いだお金で

自分の家を建てる。

 

今では想像を絶するようなことを

私のおじいちゃんはやったのだ。

 

当時、パソコンなんてないから

図面は木の板に墨で引いたもの。

材料は近くの山から木を切って来て

製材していたという。

 

そんなことを思わせないほど

一ミリの狂いもない

精密できれいな家が私の実家だ。

 

そこには

とてつもない

おじいちゃんの汗と涙がつまっているのだ。

 

そんな話を聞いてからというもの

私は

おじいちゃんのことを

とても愛おしいく思っている。