ザッピング・ライフ

超仙人系男子が綴る、新しい地球の歩き方。

人生の転機になった超癒し系おじさんとの出会い(第2話)

 振り払っても消えない孤独

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人とつながれない孤独な毎日。

私はとにかく今の状況を変えたかった。

 

いろいろ考えた結果

今の環境が問題なのではないかと思った。

環境が変わって周りにいる人が変われば

新しい自分になれるのではないか。

 

そこで私は

家から少し離れた高校に通うことにした。

通学に1時間ほどかかった。

 

高校デビューなんて派手な変化じゃなくていい

ほんの少しの変化でいい。

 

すると友達ができた。

テニス部の友達だった。

 

始めのうちはコミュニケーションの仕方の

イメージがなかったので戸惑ったが

慣れてくるとそれっぽく振る舞えるようになった。

それでもまだまだぎこちなかったのだが。

 

私は初めて私は人の輪のなかに入れたことが

嬉しかった。

 

休み時間に普通に話をしたり

部活をさぼって大富豪したり

夏の日には川に泳ぎにいき

冬の日には雪合戦をした。

 

ただ、私は気づいてしまった。

私の心の中の孤独は消えるどころか

私の心の中でさらに

大きくなっているということに。

 

友達は表面上仲良くしていても

裏では悪口を言った。

仲間はずれやいじめがあった。

 

私はいつも笑顔でニコニコしていた。

何か言われるとそうだねと共感した。

癒し系だと言われた。

でも、ほんとは嫌われるのが怖かっただけだった。

 

人に気を遣って

気を遣って

疲れた。

 

自分の本音なんて言えない。

そもそも人に合わせてばかりで

自分が何を感じているのか分からなかった。

 

1人のほうがむしろ楽。

でも

やっぱり1人は寂しかった。

 

ようやく孤独を振り払えたと思ったのに

孤独は私の心から消えることはなかった。

 

何もやる気がない大学生

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普通であればバイトにサークルに

自由を謳歌するキャンパスライフ。

 

私はモラトリアムを満喫できずに

悶々としていた。

 

親元を離れて一人暮らしをしだすと

余計な考えが多くなる。

 

どうして自分はこんなに人が苦手なんだろうとか

何のために自分は生きてるんだろうとか

いろいろ1人で考えた。

 

ろくな考えは出てこなかった。

何もやる気が起きなくなり

虚無になった。

 

ひきこもって

だれとも話をしない日々が続いた。

 

そんなある日。

母から電話があった。

私の双子の兄が鬱になった

ということだった。

 

頭を金槌でぶん殴られたような衝撃とは

まさにこのことだ。

私は心の奥の方で何かがざわっと動いた。

 

探し求める日々

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私はそれから

何かを探し始めた

それが何かは分からなかったが

とにかく

何かを探さないといけなかった。

 

心理学の本を読んでみた。

ユングフロイト

何を言ってるのか分からずに途中で挫折した

 

脳科学の本を読んでみた。

苫米地英人

なんかすごそうだけど、よく分らなかった。 

 

精神世界の本を読んでみた。

訳がわからなかった。

 

そして私は建築の本と出会う。

建築家安藤忠雄

建築は哲学だった。

 

人が豊かに生きていくための

一つの道を提示していうように

そのときは思った。

 

私は大学を卒業し

建築を学ぶために専門学校に入学した。

 

二年間、ひたすら勉強した。

近くの本屋の建築のコーナーに入り浸った。

立ち読みでその建築コーナーの3分の2の本は

読んでしまったかもしれない。

 

あいつは本屋に住んでる

そういう噂がたった。

 

とにかく私は

答えを知りたかった。

 

人間として生きていくことが

なんでこんなに苦しいのか?

 

どうして人は孤独になるのか?

 

何のために人は生きていて

どこに向かっていけばいいのか?

 

その答えを

知りたかった。

 

死んだほうが楽、いや消えてしまいたい

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「何やってんだよ!てめぇふざけんなよ!」

 

設計事務所の小さなオフィスに

いつもの怒鳴り声が響いた。

怒られているのは

もちろん私だ。

 

私は専門学校を卒業して

設計事務所に就職した。

幼稚園や病院など

大きな施設を設計するような事務所だった。

 

うつがなくなるような街をつくりたい。

それが当時の私の夢だった。

 

仕事は基本的に日付が変わることが当たり前だった。

休日も出勤させられることもあった。

納期が迫ってくると徹夜をした。

 

 

みんな当たり前のような顔をして仕事をしていた。

これがいわゆるブラック企業というヤツだ。

 

疲れていたので休日は

寝るだけで1日が終わった。

 

会社と家の往復。

これがあと数十年続くのかと思うとぞっとした。

早々に私は夢をあきらめた。

 

特に私を悩ませていたのは上司との関係性だった。

私の上司は当時35才で室長。

若手にもかかわらずかなり仕事のできる人間だった。

なにやら、全国的に有名な設計事務所で下積みをしていたらしい。

 

その前の事務所の慣習なのか

その上司の人間性なのか

とにかく、ことあるごとに上司はよく怒った。

 

私はその上司の標的になってしまった。

もともと祖父のこともあり怒られると萎縮してしまう私は

いつも緊張状態になり、ミスを繰り返して

また怒られるという悪循環になっていった。

 

あるとき仕事が終わって

0時近くに帰宅した。

そして家で少しくつろいでいた時だ。

 

いきなり携帯電話がなった。

上司からだ。

おそるおそる電話に出ると

あのいつもの怒鳴り声でこう言った。

 

「お前〇〇のデータどこに保存したんだ、ほんとふざけんなよ!」

 

「・・・」

 

 

 

そして、ある日の朝。

私は飛び出してきたタクシーに気づかず

そのまま自転車で突っ込んだ。

徹夜続きで疲れていた日の朝だった。

 

幸い、大事にはいたらなかった。

だが確かに

そのとき頭をよぎる考えがあった。

あーこのまま死んでた方が楽だったんじゃないか。。

 

でも死ぬのは怖い

だから、消えてしまいたい。

 

私は人生をあきらめようとしていた。

 

ちょうどその頃だ

超癒し系おじさんとの出会いは。

 

 

 

 

 

第3話につづく

yuya-odahara.hatenablog.jp

 

 

 

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